この世でいちばん大事な「カネ」の話
いわずとしれた体当たり漫画家西原理恵子の「働くこと」に関するエッセイ
人生と働くことはかなりの部分で重なるところがああるので,生き方とも同じ。
私自身は西原さんのような環境で育ってはいないのですが,
(しかし女流漫画家って時々想像を絶する育ち方している人いますよね。
内田春菊とか)
子供は親を選べない以上,育つ環境もかなりの部分が選べないわけで
それを乗り越えて生きるとはどういうことか,というのがテーマかなぁ,と。
逆にいえば,一見,良い環境で育った人にもそれがゆえに考え方やものの見方が
偏っている人もいたりするわけで,それは目に見えない呪縛のようなものだなぁ,と。
あからさまに悪いものではないだけに,たぶんその人は一生それに気がつかないでしょう。
それが不幸かどうかは,私が判断するものではないしね。
・・・でも,きっと自分にもそういうものがある気がする。
MOTに来て,いろんな人と話をしてだいぶ変わってきたところもあると思うけれど
自分にはまだ見えてない自分の呪縛がいっぱいありそうだ。
西原さんのこの本には他にも
・「客観性をもつ」ことは自分なりのスタートに立つのに必要
・人は引き返せない生き物である
・手で触れられるカネと手で触れられないカネ
みたいに,いろいろ自分なりに響く言葉がありました。
違うときに読んだら違うところが響くんだろうな,という感じがビシビシします。
この本,手元においておくことにします。
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